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ボトムアップアプローチ
ボトムアップアプローチによるデータモデル作成では、はじめにデータ分析をおこない、そのうえで部分的なデータモデルを作成し、統合化していきます。ビューからデータ項目を抽出し、正規化をおこない、部分ER図を作成し、既存のデータモデルと統合、という作業をくりかえす、ということです。

■手順
1.ユーザービューの収集
2.データ項目の抽出とデータ(主キー、外部キー)の定義
3.ユーザビューごとにデータ正規化と部分図の作成を行う
4.データモデルの作成

■例
非正規形の帳簿(社員管理帳)をもとに、正規化を行います。

 社員(所属コード、所属名、社員コード、
      氏名、住所、資格コード、資格名)


繰り返し部分を分解し、第一正規化。
(埋め込んでフラットにしてもよい)
それに伴ない部分関数従属の発生。

 社員(所属コード、所属名、社員コード、氏名、住所)
 資格(社員コード、資格コード、資格名)

完全関数従属と部分関数従属の分解。
推移的関数従属が残る可能性があります。

 社員(所属コード、所属名、社員コード、氏名、住所)
 資格(資格コード、資格名)
 取得(社員コード資格コード

さて、これをもとに社員に関する部分のER図を作成します。
このER図をみると、

 [社員]→[取得]←[資格]

となっているのがわかります。
by nwdb | 2004-10-25 14:12 | データベース
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