トップダウンアプローチ
トップダウンアプローチによるデータモデルの作成手順は、はじめにエンティティの識別とエンティティ間の関連を明確にし、概念データモデル(ER図)を作成します。そのうえで、概念データモデルの各エンティティに対してデータを分析し、データモデルの詳細化をおこないます。

■例

1.社員のデータ項目の洗出し。
2.資格のデータ項目の洗出し。
3.社員の基本データ項目を社員コードと定義。
4.資格の基本データ項目を資格コードと定義。
5.エンティティ間の間連の識別。
6.社員と資格の関係は多対多。
7.連関エンティティを追加。
8.最後に正規化でチェック。

■手順

 社員(所属コード,所属名,社員コード,氏名)
 資格(資格コード,資格名)

社員と資格の関係は多対多
連関リレーションとして取得を追加。

 [社員]←取得→[資格]

 社員(所属コード,所属名,社員コード,氏名)
 資格(資格コード,資格名)
 取得(社員コード資格コード,取得日)

これを正規化でチェックしてみます。

社員の主キーは、所属コードと社員コードの複合キー。

 {所属コード,社員コード}→{所属名}
 {所属コード,社員コード}→{氏名}

これには、部分関数従属がある。

 {所属コード}→{所属名}
 {社員コード}→{氏名}

よってこれは第一正規形。

■参考

あるいは、ER図の段階で、
社員から所属を分離することを思いついたとする。
(ここでは部分関数従属は考えない。混乱の元)
社員と所属の関係は、
[所属]→[社員]
であり、一対多である。
そこで、[社員]に所属コードを外部キーとして与える。

 所属(所属コード,所属名)
 社員(所属コード,社員コード,氏名)
 資格(資格コード,資格名)

エンティティ間の間連の識別をします。
社員と資格の関係は多対多でした。
そこで連関リレーションとして取得を追加。

 [社員]←取得→[資格]

 所属(所属コード,所属名)
 社員(所属コード社員コード,氏名)
 資格(資格コード,資格名)
 取得(社員コード資格コード,取得日)

これを正規化でチェックします。

このように、ER図で作成したものを正規化でチェックするのがトップダウンアプローチ、と考えるとわかりやすいかとおもいます。

ERモデルを提案したP.P.チェンによると、適切に実体、関連を定義すれば、それによるERモデルは第3正規形になる、とのことです。
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by nwdb | 2004-10-25 13:53 | データベース
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初級シスアド
→2004年春合格
テクニカルエンジニア(ネットワーク)
→2004年秋受験


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